老犬LOVERS♥明るい老犬介護~柴犬もも20歳・お空組~

20歳5カ月で旅立った柴犬ももとの暮らしを振り返りながら、11歳のボーダーコリー★シャインの健康管理にまつわる様々な情報発信をしたいと思います。

2019年02月

我が家の王子は、うちの子になって1か月くらいのときから
K9ナチュラルを食べています。

海外のサイトでボーダーコリーの飼い主さんが
何を食べさせているか検索すると
K9が割と多く、気になっていたときに
ぐうぜん紹介していただき
王子のお楽しみになりました。

口から入るものはとても大事で
・・・と言っても、飼い主はジャンクフードも食べるし
甘いものだけで1食済ませることもありますが・・・
もものときも、生まれてから亡くなるまで
獣医さんで相談し、獣医さんで購入するごはんしか
怖くて食べさせられませんでした。

半端な知識と、膨大な量の情報が
素人飼い主を苦しめたんですね。

でも、そのおかげか
ももは亡くなる前日まで
ちゃんと処方食を食べてくれたので
たぶん、年齢にあった適切な食事が
カラダを作ってくれたんだと思います。

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王子の最近のおめざは
このパウダーを白湯に溶いて
スターターにしていること。

ニュージーランドマッスルパウダーと言って
緑イ貝の100%のサプリメントで
老犬さんに必要なグルコサミン、コンドロイチンや、オメガ3脂肪酸
たっぷりなんです。

古傷が痛む寒い朝のために
飼い主ができる小さな習慣です。

今日開催したK9での勉強会で
そんなお話もさせてもらいました。

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堀井先生は、健康寿命を伸ばすために
動物行動学に基づいたお話をしてくださいました。
本を作るときも、しっかし指導していただきましたが
新たな疑問が生まれるたびに
適切な答えをくださる頼りになる先生です。

そして今日の最大の収穫はこの商品。
パウ・バーム。

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オーガニック素材の肉球ケア用品を探していたので
本当にいいタイミングで出会えました。

ももの1周忌を王子と過ごし
王子のケアをもっとちゃんとしないと
ももねーさんほど長生きできないんじゃないかと
不安な気持ちに・・・

私自身も心機一転
部屋の片づけをし、お参りに行き
心身とも、ほんの少し元気になりました。

ももねーさんとは
このどこでもドアで
行き来できそうな気分です。

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それにしても
犬飼いさんと話すと、こんなに幸せな気分になれるのは
みんな、自分のわんこを幸せにしたいと願う
同じ目的をもっているからでしょうか。

本当に今日はありがとうございました!





明日開催予定のイベント
席に余裕があるようで・・・
介護が辛いとか
こんなことに困っているとか
いろいろお話できるよう
ももの介護を手伝ってもらった
トレーナー兼シッターさんも来ていただくことになりました。

ぜひぜひ、お越しくださいませ。

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シャインは、K9大好きおじいワンなので
すでにわくわくしているかも。


もものお世話を、時々お願いしていたトレーナーさん
老犬のシッターさんは初めてでしたが
とても丁寧に、ももの気持ちを考えてくれました。
だから、シッターさんが来ると
膝に甘えたりね
シャイなおばあワンが甘えられる数少ない人でした。

いろいろな場面で
本当に支えてもらい
最後のお別れのときも
同行してくれました。

今は、シャインのトレーナーさんになってもらい
もものときと同じように
私が具合が悪いときなど
助けてもらっています。

老犬が家にいると
頼りになる助っ人の存在は心強いです。

ではでは明日
K9のショールームでお待ちしております。

老老介護

うちの両親は94歳と90歳。
私が引き取るまでは
母が父の面倒をすべて見ていました。
それができなくなって我が家に引っ越してきたのですが
正直、ふたりの「要介護3」「身体障害者1」を
ひとりでみるのは大変で・・・

でも最初は公的支援をなるべくお願いせずに
頑張ろうって思っていました。

同居から1年たったころから
父親の認知症が進み
看護師さんにいろいろ相談し
同居から2年、ヘルパーさんにも来てもらうようにしました。

母は歩くのが不自由で
透析患者というだけで
頭はピンシャンしているし
自分で何でもやりたい人。
彼女の支えは
もも

でした。


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ももがいなくなり
王子が来るまで、ちょっと大変でしたが
今は王子が癒しています。

うちの近所には
一人住まい、あるいはお年寄りだけで暮らしているご家庭
さらに年老いた柴犬をパートナーとしている方が多くて
見ていて、微笑ましいなって思っていましたが
そろそろわんこのほうが認知症が入り
困っているという話を聞き
「老老介護」という言葉を思い出しました。

家族となった犬たちが
最後までパートナーと寄り添えるよう
なんらかのセーフティネットが必要な世の中だと
思うのは、私だけじゃないはず。

うちの獣医さんは、そのあたりとてもわかる人で
患者さんの中でお年寄りのご家庭については
かなり気配り目配りされているようです。

うちの両親に何か困ったことがあると地域包括センターと
ケアマネさんが相談に乗ってくれますが
犬たちの困りごと
お年寄りが気楽に相談できる存在
獣医さん以外にも必要ですね。

王子と家族になって10カ月。
驚くのは・・・ものすごく独占欲が強く甘えん坊で、ストーカーか!と思うくらい
私にへばりつくことです。

体調が悪いときは
正直煩わしいくらいナース犬になります。


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ソファーに座っていると腕の中に入りたがる。

そして最近は・・・

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腕の中で眠るようになりました。

いや~可愛いです。
甘やかしすぎと言われても
可愛いです。

もものクールさとは全然違う
べたべた系甘えんボーダーに
慰められています。

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ご近所をのんびり歩き
じいちゃんのおやつを半分もらってご機嫌な
10歳5カ月のシャイン。

実は・・・
神奈川県の保護施設で柴犬の老犬さんと出会い
預かろうと思っていましたが
我が家にほかのわんこが入ると
王子はところかまわずマーキングし
さらに下痢Pすることが判明し
あきらめました。

王子にとって
私は自分だけのもの
我が家は
僕だけの縄張りなんでしょうね。

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そんなわけで
甘えんボーダー♥シャインと
じじばばと
4人家族続行中です。



ももが旅立って1年
忘れたことは一度もなく、
時間だけが解決してくれると教えてくれた人々が口にした
「時薬」という言葉も
むなしく感じる日々が、本当に長く続きました。

もちろん今もペットロスの真っ只中にいます。

でもそれがなにか?

大切な存在を失ったのだから
当然の反応と思えるようになりました。

本当であれば昨年3月に出版予定だった介護本の
担当編集者の方には申し訳ないと思っています。

両親の介護を手伝ってくれている
たくさんのスタッフさんにも
精神状態がやばい奴で申し訳ないと思っています。

でもね
私にとっては唯一無二の存在だったから
これくらいのわがまま
許してよって
心の中では叫んでました。

口に出せない分
体は正直で、百日咳から気管支炎
気管支喘息~骨折~腎盂炎・・・

病院と縁の切れない1年になり
今は腎臓のケアをしています。


本では山川先生がペットロスについて執筆していますが
先生の原稿を何度も読み
そして本を作り続けることが
私の「グリーフワーク(悲嘆作業)」で
この本をもとにひとりでも気が楽になる飼い主さんがいることが
私のモーニングワーク(喪の仕事)」なんだと
理解でき、そして作業が再開できました。

そこに至るには
たくさんの方々の励ましと
たくさんのイヌの愛があります。


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今もまだペットロス真っ只中ですが
普通に暮らし
時折空を眺めてはももに話しかけ
足元にいるシャインにも
同じような問いかけをしている毎日。

シャインはきっといつも私のそばにいる
ももの存在に気が付いていると思いますが
クレバーな男の子なので
10歳のおじいワンですが
無邪気に甘え、私を目で追い
私に寄り添い
支えてくれています。

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今後さまざまな場所でイベントを開催しますが
ペットロスについて語り合える場所も
作ることができればいいなと思っています。

またご報告しますね。


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